「電波とどいた?」
2008/04版 その3

2008/04/21 (月)

S11HT でぐるぐる (モバイル)

_ pRSSreader を入れて、RSSベースでの巡回環境を整えてみたりする。 それに先だって、もっぱらアンテナ経由でアクセスしてたものを、 ざっと Google Reader に移してみた。FireFox で開いてアドレスバー のRSS マークをぽちっとな、を繰り返すこと小一時間で移行完了。 そこから定義を OPML でエクスポートして pRSSReader でインポート。 これ、自動的な共有できないかなぁ。

_ pRSSReaderの癖のある操作体系にややとまどいましたが、 おおむね慣れたかな。しばらくこれで使ってみよう。 「自動接続」を有効にすると、自動巡回が正常に動かない気配。 かといって、無効にすると、切断されているとエラーで巡回 できない罠。うーん。なんか仕様がおかしい気がする

_ 思ったことその1。RSS 吐いてないサイトはちょっとしょんぼり。 その2。RSS 吐いてても、全文入ってないサイトはかなりしょんぼり。 以前 GORRY 先生がいってたのをいまごろ理解しましたよ(苦笑)

_ ブラウズ環境を変えるからってことで、せっかくなので Sleipnir から Firefox に切り替えてみることにした。微妙な 操作感の違いは、人に聞いてプラグインとかをいれて調整。まだ 違和感あるけど、まあ、慣れるでしょう。

_ ついでなので、ブックマーク(RSSが無いサイトとか用)もネット上にするか、 と思ってGoogle Bookmark にデータを入れてみたんだけど配置順が指定 できない。うーん、ヘルプも要望欄もないなぁ。要望えらいありそうな 気がするんだがなぁ。名前に番号つけるとかの後ろ向きな解決は したくないので、当面ローカルのままでいくことに。


ワイド画面対応 (吉里吉里, えろげ)

ゲームソフトのワイド対応・デュアルディスプレイ対応比較

_ Vista 対応ほどじゃないけど悩ましいポイントになってる件。 ドライバ側が普通にアスペクト比固定機能をもっているとは 限らない、というのがネックです。

_ なお、例ではでてませんが、吉里吉里では「フルスクリーン時のエンジンによる 拡大表示」を no にすると、「そして明日の世界より──」(エンジンはQLIE) と同じような、画面全体は占有してるけど、表示は真ん中に元のサイズのまま、 になります。いわゆる Dot by Dot です。

_ あと、まだ一般には出てない版なのですが、最新の開発版では、 「フルスクリーン時のエンジンによる拡大表示」は、 従来の「する(yes)/しない(no)」から 「モニタ内にフィットさせる(inner)/モニタいっぱいに拡大する(outer)/しない(no)」 の3種に拡張されてます。inner は従来の yes と同じで、縦横比を保ったままで 画面に収まるように拡大され、形があわない部分は黒帯になります。 いわゆるレターボックス/ピラーボックスですね。outer は、縦横比は保ったままで、 黒帯が消えるところまで拡大され、形があわない部分ははみでてカットされます。

_ この機能の必要性、私も dee さんもさっぱり認識してなかったのですが、 GORRY先生に「カットよりも黒帯を嫌う層が一定数存在する」という指摘をうけ、 実例として「16:10 ディスプレイいっぱいに16:9 画面を表示したい」 というニーズを示され、なるほどと思ったので、将来をみこして、 お願いしてつくってもらいました。

_ 類するケースとしては、最近 1024×600 (WSVGA) のディスプレイを もった小型PCが増えているんですが、この画面に対して 1024×614 (5:3ワイド) のゲーム画面を表示しようとすると、inner だと 1000×600 への縮小表示で ちょっと微妙になります。この点、outer だと、1024×600 で上下 7dot づつ カットで、縮小よりは表示が良さそうです。

_ あと、実はすごく身近で多数派なケースで、 「SXGA(5:4) 画面に 4:3 画面を表示する場合」というのがあるのでした。 innerだと上下に黒帯がでます。outer だと左右が少しだけのカットに なります。どちらが良いかは好み次第ということで。

_ 本当はあと一つ、好みを選ばせるという点では 「縦横比を無視してぴったり拡大」があるとよかったんですが、 残念ながら吉里吉里のフルスクリーン時拡大処理実装の都合で保留になりました^^; どうしてもそういう画面が欲しい人は、従来型の「一番近い解像度」指定に してもらって、モニタ側で調整してくださいということで……。

_ なお、カット表示があるのをきちんと配慮すると、UI配置を考えておかないと いけない(はしっこぴっちりに文字とかボタンとかおいてはいけない) って話にはなります。コンシューマ方面だと、そもそもTV の表示範囲が 環境で違うので、もともと配慮しないといけなかった点なのですが、 PC系ではおざなりでした。

_ 将来的に望ましいのは、テキスト(およびUI)の解像度と、 ゲーム画面の解像度を個別に指定できるシステムなんだろうなぁとか。

_ あ、そうそう。こないだOP動画が公開されたアレ(なにげにうちがシステム担当)を見てて 思ったんですが、現状、「動画は 16:9 だけど ゲーム画面は 4:3」って作品がちらほらあると 思うのですが(Fairchild もそうだった)、これ、現行システムだと、ワイドモニタで 見ていると、ムービーが額縁表示になってしょんぼりなんですよね……。これどうにか できないかなあ。うーん、原理的にはウインドウサイズを一時的に変更すればいけそう……だけど、 たしかフルスクリーン中は操作禁止になってた気がするし、仮にできても一度画面切り替えで かっこわるい。

_ 画面の表示デバイスとかはそのままで、一時的にズーム表示用の拡大率を、 指定した比率で補正できるようなプロパティを新規に追加するような拡張は難しいのかな? できれば縦横個別で指定できると、元動画はスクイーズでつくっておいて、4:3 画面に対して は縦圧縮処理、16:9 画面に対しては横拡大処理、といった解像度がかせげる方法も可能ですね。 あ、あと↑であがってた「縦横比を無視してぴったり拡大」にも使えなくはないのか。 inner にして余る部分を拡大 or outer にしてはみ出た部分を縮小、のどっちか。 あー、とりあえずソースながめて、単純にできそうか検討かなぁ。



2008/04/25 (金)

CatSystem2 (えろげ)

_ ういんどみるさんのシステム、 CatSystem2が公開されてますね。

_ マニュアルとかちゃんと整備してて偉いなー(苦笑)。 システム的には、CPU系とGPU系をとりまぜて扱える、なかなか 筋の良さそうなエンジンです。ツナ☆バンでは冒頭で3Dモデルもつかってました。 こっちの業界のユーザは、小さい正方形のテクスチャしか作れないようなボードでも 大事に使っていたりするので、こういった「大きいテクスチャ」 を大量に扱う必要があるシステムをそういったものに対応しようとすると、 かなりノウハウが必要なはずです。ちなみに、吉里吉里も現行の版は Direct3D 対応してますが、基本的に最終段で1枚扱うだけなので、 複雑さのレベルが違う^^;

_ きちんと複数種のスクリプトを使い分けてあるわけですが、 ちょっとシーンスクリプトが古臭い設計な印象。 スクリプトをコンパイルしないといけないことなどふくめて、 素人さんにはやさしくないですね。VRAM とかの内部構造を 把握してないとスクリプトを書くのもままならないと思います。 たぶんわかりやすいマクロをおこしてくれるプログラマの手が必要。 ただ、高級言語として実装されているらしいものが、ドキュメントが 存在してない、とかの要因もあって、なかなか外のプログラマは 手をださないだろうなぁ



2008/04/26 (土)

結婚式 (雑記)

_ 後輩の結婚式にお呼ばれしたので参加してきました。 高専時代の恩師やらクラブ活動の後輩とかも何人か来ててぷち同窓会。 なにげに入る服がなくて、フォーマルと、あと、ついでなので普通の スーツも作りなおしてきましたとさ。ホントは痩せないといけないんですが……。

_ 教会(といってもホテルの中庭にある結婚式専用のやつ)での 結婚式ってあんなふうにやるんだねー。しかし、時代なのかもしれんですが、 皆さん携帯やらデジカメやらで写真ぱしゃぱしゃとりまくり なのはちょっとどうかと思いました。披露宴ならともかく 結婚式はもっとおごそかにするものじゃないのかー?

_ 引き出物はお菓子/調味料系+カタログでした。 まあ、いらないものもらってもうれしくないからこれはいいシステムですなw



2008/04/29 (火)

エンジン提供 (えろげ)

_ それぞれ体験版出たようなので。ちょろいと宣伝を〜。

ゆずソフト最新作『夏空カナタ』2008年5月23日発売

_ こちらはシステムのみ提供。由比子らぶりー。

_ 特に新しいことしてるわけではないですが、フルスクリーン関連の処理が この版から最新系列にさしかえ予定。あと、背景連動のアニメ効果を 簡単に入れたいとの要望にこたえて、切り替え時に自動で追加する 処理を追加とか、パタパタアニメを作成する補助ツール作成とか。

_ この案件以外でもなのですが、体験版作成が大変になってます。 配信かけるのでわりとサイズを抑える必要があるわけですが、 最近の作品、演出の関係で、立ち絵を足の先のほうまで作ってあって、 ぶっちゃけでかいんですよね……。表情も多くなってるのでかけ合わせで さらに大量に。とりあえず、FairChild 用に作った、自動差分化ツールが 大活躍なのですが、限界があるので、まずは元データからして小さくなるような 方式を考えるのと、あとは再圧縮処理の自動化でしょうか。音声データとかも 再圧縮したい場合がよくあるので、そのあたり統合的かつ自動的に扱う 仕組みがほしいところです。

暁WORKS 最新作『るいは智を呼ぶ』2008年6月26日発売

_ こちらはシステムに加えてスクリプト作業もお手伝いしてます(MINA班長が担当)。 私はまだ体験版の途中ぐらいまでしか見てないですが、最初、わりと日本語 変だよなと思いつつも、進めていくとどんどん面白くなっていくので、先が かなりたのしみです。あ、茜子さんイチオシ。キングジョーのポーズ、いいよね(笑)

_ 音声あわせで演出調整してあるので、「暁の護衛」に収録されて いたものからは表情指定とかがちょこちょこ変わってるはずです。 わりと作業スケジュール的に余裕があるので、これこれこういった 素材は準備可能ですか、と打診したら OKでたので、たぶん製品版では もっといろいろ手がはいる予定なのでお楽しみに〜。 具体的にはお風呂のあたりとかー(笑)

_ 以前、こちらのブランドは、ラインごとにシステムひっくるめてチーム違うのかしら? ということを日記で書いたことがありましたが、まさにその通りだったという……。 ディレクターさんは本家の中の人で、外注メインで回してるラインという位置 づけになってるようです。某社様の作品用にシステム提供したのですが、 その時上がってた名前をみて連絡していただけたとか^^;




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