「電波とどいた?」
2006/09版 その3

2006/09/21 (木)

雑記

うちが書評・感想系というのにすごい違和感(挨拶)(苦笑)

あとリンクはるなら ruriko.denpa.org でないとさっぱり更新されない説。

あずみんのとことかがのってないなー。あとけんじょさんとこは「けろぴー」(ひらがな)ですね。

とかのろしだけあげておく。



2006/09/23 (土)

雑記 (アニメ)

_ ウイッチブレイド終了。うーん……。悪いとまでは言わないけどかなり 消化不良。このパターンの流れなら、最後はお約束的に後日談系で締めないと。 連綿とつづいてきた次回予告の「手紙」が無いのも余韻を欠いてる要因か。

_ ウイッチブレイドってけっきょく何なのよ、というのは、まあ、お話上の ギミックにすぎないものだから放置でいいとして、あれだけ作中で「家」に こだわってきたんだから、なにかしらの形で、梨穂子にとっての「家」の (雅音は失ってしまったけど、それでも)完成系を示しておわらないと、 なんともおさまりがつかないよねー。

_ てか話数たりてなくね? DVD でラスト1話後日談たすんじゃねーの? で、皆の合意がえられますた。



2006/09/27 (水)

いまどきのデスクトップ処理系 (PC)

_ ちらほらこの数日話題を見掛ける 表題の記事。 なのですが、OS X について事実誤認がありますね。

_ Quartz は単なる描画ライブラリではありません。 Quartz は最初の図での「Window Management」と「Drawing」にまたがって存在します。 一応階層があって、Quartz 2D が 2D系の描画系全般、Quartz Compositor がウインドウ システム機能を提供してます。

_ 半透明ウインドウやウインドウの任意の変形などは Quartz の基本機能で、従来はそれを 全部CPUで処理していたため限界があったのですが、その処理を OpenGL で書き直して GPU 側に移管して、一気にパワーアップさせたものが Quartz Extreme です。 特に Quartz の本質がかわったわけではありません。Quartz Compositor 部分についての改良が メインなのですが、「Quartz 2D Extreme」も隠し機能としては存在してます。まだ不安定なので OFF になってますが^^; 次の世代ではざっくり入ってくるのではないかと。

_ Quartz が古典的なウインドウシステムと本質的に違うところは ――とはいえこれはすでに何年も前に Display PostScript として実現していた概念であり、 いまさらモダンってのもちょっとアレなのですが――アプリケーションに対して、 フレームバッファ的な概念をを完全隠蔽していることにあります。Quartz が提供するのは、 描画内容を全保証できる、ベクターベースの、アプリ毎の描画コンテキスト空間です。

_ 「よく知られた Toolkit のうちいまどきの設計と言えるのは Windows の WPF しかない」

_ とのことですが、その Windows の WPF と構造的に比較するべき対象こそが OS X の Quartz になります。 WPF は新しいだけあって、オリジナルの記述用言語は XML ベースのXAMLであり、 そのままの形でツールキットのレベルまで取り扱えるのがポイントでしょうか。 Quartz は、PDFによるモデリングであり、それをサポートする API 群によって構築されてます。 で、その上にのった古典的ツールキットで作業…とおもいきや、今は、Quartz Composer という Apple 驚異のメカニズムが存在していたりするので、対決するならそのあたりで(笑)

_ 全面的に Quartz で動作する OS X は純正・正統な「モダンなデスクトップ処理系」であり、 互換性維持の宿命のためとはいえ、従来の描画体系は全部残した上で、それらと並列に WPF をもった構造である Windows Vista は、キメラ環境ということになりますね。 まあ、Windows はそもそもいろんなモジュールの固まりなわけで、OS 構造的には OS X よりよっぽどモダンなのですが。Apple さんは互換性維持をわりと無視というかあきらめてるしね!

_ マークアップによる記述は、実行ファイルとの分離、という意味では、 既存 GUI のリソースベースの手法とおなじですが、既存の方法は、 結局のところ、ただの素材でしかなく、イベントループや ウインドウプロシージャは自分でせこせこ書くはめになるので、 その点が根本的に異なりますね。マークアップ主体で、 それから呼び出される形でのプログラミングスタイルは 「モダンなGUIプログラミング」と呼んでさしつかえないと思います。




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