「電波とどいた?」
2010/07版 その3

2010/07/30 (金)

ReaLiveMax (ADVエンジン, RealLive)

_ RealLiveMaxを「研究用」としてげっとしてきたのでいろいろチェック。

_ 出力されたバイナリの拡張子が txt で、元ファイルが org ってのはなんかおかしい。 綴り間違いコマンドが、歴史的経緯によりそのままなんだけど別途正しい綴りの同機能コマンドを追加するのはダメなんだろうか。 そしてこまったちゃんな実行ファイルの管理者権限 manifest。正直この仕様は理解できない。重要なパス情報とかはインストーラだけでさわれれば良いもののはず。 埋め込まれてはないので削除ないしリネームすればいいんですけどね。 コンパイル用システムが、プロジェクト情報とその他の情報とごっちゃで一つの ini ファイルで、 さらにプロジェクトに必要なフォルダを絶対パスで保持してる。プロジェクトファイルは別にわけるべきだしパスも相対記録が妥当。 これだと svn 管理とかすると絶対はまると思うんだけどつかってないのかしら^^;

_ スクリプト関係。逐次記述のスクリプトで変数とかも固定で古くささは否めない仕様。 テキストは普通の文で書けます。歴史的経緯のせいもあると思われますが、単一のスクリプトで システム画面構築からADVスクリプトまで全部やってしまうようになっていてごちゃごちゃ。 これはバグの温床になるので、CatSystem2 のように別系統の体系を持ったほうが良いです。 なお、吉里吉里/KAGも同じ問題をかかえてますが、TJS 層があるので独自に作るという逃げが可能。 古典エンジンらしく、画面関係の処理でVRAM構造を意識する必要がある。 これは制限ある環境を考えると妥当な構造なんだけど概念的に敷居が高く厳しいです。 これは CatSystem2 が同種の問題をかかえてます。

_ マニュアルがんばって整備してるのはえらい。ツール系がGUI装備なのもえらい。 ただ逆にコマンドラインがないと自動化できないですな。理想は両方装備。 ツール系の使い勝手自体はイマイチ。プロジェクト概念なくて作業手順が把握しきれないものが 多いです。一回こっきり作業ならいいんだけど、複数人作業時や調整時にいろいろ大変。 もっともうちのツールもほとんどそんなかんじなので人のことは言えない(苦笑) 立ち絵への目ぱち口ぱく組み入れが可能とか、条件で表示内容が変化する画像が扱えるとか、 データ系が構造化できていて、それ用のツールも準備されているのは非常に優れている部分です。

_ 標準テンプレートは、商用レベルでかなりきっちり作られてます。 この点では吉里吉里/KAGやNScripter よりはるかに上で、初めてこの種のものを作るような 人ならこちらのが見栄も機能もしっかりしたものが作れることでしょう。 ただ、画面のレイアウト調整などは特に問題ないのですが、機能的なカスタムはほとんどできません。 一応画像系のDLLつくれるけど仕様が貧弱すぎる。吉里吉里を好んで使うような層は見向きもしないのではないかと.

_ おそらく、現行の無償利用可能なADVエンジンの中で、いちばん競合するのはYU-RISだと思われます。 YU-RIS のが概念がモダンな分だいぶ使いやすいので軍配はそっちにあがるんじゃないかなー。




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