_ そして新年早々これかよと。
_ 「猫撫ディストーション」(WHITESOFT)体験版。システムは Lucifen Library。1024×576ワイド。 吉里吉里由来コードが含まれるエンジンです。 Navelのシステム……だったと思ってたんですが本家のほうは前作 Buriko だったんだよなぁ。謎だ。 ボイスカット指定あり。キャラ別音量指定あり。システム音量指定あり。 可変ウインドウでメッセージ窓のアクションがいろいろあり。 可変ウインドウスタイルだと疑似吹き出しだから『「」』はいらないんじゃないかな。 テキスト大きくなってるところとかで違和感強し。 表情変更は非同期。キャラアクションありでよく動く。エモーションあり。 こういろいろやってると、さらに完成度あげるためにおじぎはもちっと浅めのほうが、とか、 画面外とのスライドインアウトは間抜けだからフェードしたほうが、とか、 キャラ3人配置時は一つ小さい立ち絵にして重ならないようにしたほうが、とか いろいろ注文つけたくなる罠
_ 「ノーブルリージュ!」(Mana)体験版。システムは SiglusEngine。1280×720のワイド。 1話は電子ブック風味。実際の本を再現してるっぽい。SiglusEngineはこういうこともできるのね。 興味深い。2話のほうはキネティックノベルでADVスタイル。 ボイスカット指定あり。キャラ別音量指定あり。システム音量指定あり。 オート指定がコンフィグにあるんだけど、コマンドでもON/OFFされるものなのになんの意味が状態。 クリックではオートはキャンセルされず表示スキップできるようになってます。 表情変更は非同期。テキスト表示はノベルスタイルとADVスタイルの折衷的で複数テキスト表示だけど表示領域は画面下部のみ。
_ 「カスタムメイド3D」(Kiss)エディット体験版。 システムは吉里吉里ベースの独自カスタムエンジン。たしかここは前はIrrlichtプラグイン つかってたけど、それだとかゆいところに手がとどかないから独自でつくるようにしたのかな。 解像度はいろいろ指定可能。ボイスカット指定あり。
_ 「つよきす3学期」(CandySoft)体験版。システムは SystemC。 ボイスカット指定あり。キャラ別音量あり。 表情変更は一瞬。アクションあり。強制スキップできない。
_ 「アクロウム・エチュード Canvas4」(F&C)体験版。システムは SmartAdv。1024×576のワイド。 ボイスカット指定無し。キャラ別音量あり。システム音量指定あり。 表情変更は同期。キャラアクションちょっとあり。背面立ち絵あり 画面きりかえがえらいとろくてイライラする。キャラ画像ロード前につっかかる感。
_ 「妹ぱらだいす!」(MOONSTONE Cherry)体験版。システムは Exhibit。1024×600のワイド。 ボイスカット指定あり、キャラ別音量指定あり。 音量指定が50%位置に正規化されていて±指定可能。 表情変更は一瞬。アクションあり。 AngelRing がかなり動かしてたんだけどこれは全然なので物足りない感があるんじゃないかのぅ。
_ 「星の王子くん」(Leaf)体験版。システムは独自。1280×720のワイド。 Leafが体験版出すとか珍しい。ボイスカット指定あり。フォントは組み込み。主人公ボイスあり。 エフェクトがクリックでスキップできない。 表情変更は同期。たまにむちゃくちゃ重くなる。何やってるんだろう。
_ 「操心術0」(スタジオ邪恋)体験版。システムは Buriko。 ボイスカット指定あり。表情変更は非同期。立ち絵配置とメッセージ窓のバランスが悪い。
_ 「BLOODY RONDO」(3rdEye)体験版。システムは椎名里緒。 ボイスカット指定無し。キャラ別音量指定あり。 メッセージ窓はセリフは吹き出しで、地の文と主人公は通常位置。 表情変更は同期。
_ フラグへし折り男(はむはむソフト)体験版。システムは SiglusEngine。1280×800 のワイド。なんで? タイトルに自社ページどころか amazon や sofmap へのリンクが。 ボイスカット指定あり(詳細から)。キャラ別音量指定あり。システム音量指定あり(SEってのがシステム用ぽい)。 スキップとオートがコンフィグっぽく配置されてる。オートはクリックではキャンセルされない。 コンフィグにあるのはわかりにくいし無駄だと思うんだけど(実際普通にゲーム中メニューでも操作できる)、 これは Siglus の標準的な思想なのかしら。コンフィグ画面にセーブもロードも集約されている。 表情変更は非同期。キャラアクションあり。ころころ表情やポーズがかわるイマドキの演出。 表情窓ありで画面外キャラ表示。主人公に相槌のボイスだけあり。
_ 昨年末以来、ワイヤレスゲートが HotSpot(NTT Com)も対応したので、3G(emobile)を使わずに Wifi だけで行動してどこまでいけるかってのを試してました。 マクドナルド(BBモバイル)、モス(HotSpot)、ルノアール(Livedoor Wireless) とかの お店系アクセスポイントで便利に使えるのはわかってるのですが、はたして移動中には使えるのかなと。
_ なんと、地下鉄移動+iPod touch なら全然問題なく使えてしまいました。 地下鉄では駅間では無線も3Gも切れてしまうので、あとは駅についた時の復帰がどれだけ早いかなのですが、 iPod touch は Wifiがかなり速攻で復帰がかかる(自動ログインはできないので専用アプリ併用)ので、 わりと復帰がもたつくPocketWifiの3Gアクセス経由よりむしろ便利なくらいです。
_
なお、地上の電車移動は全然駄目です。移動中に切れるのは当然として、ホームならと思ったのですが、
JR各駅に設置されてるBBモバイルの無線スポットは、特定の出口近辺とかに限定されているようで、
さっぱり電波がつかまりません。ホーム全体で使えるようにしてくれないかなぁ。
ちなみに地下鉄のホームは確実にNTT系スポットにつながるのでした。
_ ……今年もこればっかりになるのかしら。
_ 「穢翼のユースティア」(オーガスト) 体験版。システムは BURIKO(Ethornell)。1280×720のワイドで4:3特殊対応あり。 立ち絵はあんまワイド意識して配置してるってことはない印象。 ボイスカット指定あり。ムービー音量が別。キャラ別音量有り。表情変更は一瞬。 スキップの倍速指定ありで、2倍速だと台詞も倍速再生、だけどかなり歪んでる感。 これオートにはつけないのかな。バックログジャンプあり。主人公ボイスあり。表情窓ありで話者表示。
_ 「姫様限定」(Princess Sugar)体験版。システムは SugarPot 系列のもの。1024×576のワイド。 コンフィグ画面がゲーム内UIになってる。ボイスカット指定あり。キャラ別音量あり。
_ 「ラブラブル」(SMEE)体験版。システムは YUKA SYSTEM。 ボイスカット指定あり。キャラ別音量有り。表情変更は同期。キャラアクションあり。 ※修正。テキスト設定に2ページ目があった。多重タブはちとわかりにくいですな
_ 「まかぱらっ 〜あの世でめちゃモテ〜」(CLOCKUP)体験版。システムは YU-RIS の Ver5 系。 ボイスカット指定あり。キャラ別音量有り。システム音量指定有り。 表情変更は同期。キャラアクションあり。カメラ系演出有り。
_ 「初恋タイムカプセル」(しとろんソフト)体験版。システムは吉里吉里。椎名里緒じゃないのは系列が変わった関係かな。 ボイスカット指定なし、キャラ別音量あり、表情変更は同期。仕様が前作よせで、デフォルト表示がセンタリング表示で、 吉里吉里標準のアレになってるので大変見づらいことに(汗)。メッセージ窓透過でキャラの表情も透けてる。 表情窓は話者表示なんだけど絵がキャラごとに完全固定ぽい。なんの意味がー。いろいろ微妙。
_ 太陽のプロミア体験版。 システムは「2XT - SEVEN WONDER Adventure Engine」。あー、これは結局エンジン名としては「2XT」ってことでいいのかな。 本家 Pencil 作品だと「2XT - Pencil Adventure Engine」でした。1024×576のワイド。ボイスカット指定あり。 システムボイスとムービーは別だけどシステム音は普通のSEと同じ扱い。表情変更は同期。ちょっとつっかかる感があるかも。 キャラアクションあり。バトル演出時はメッセージ窓は消したほうがいい気が。 バックログジャンプあり。
_ おまけ
_ システムは吉里吉里(ワムソフト版)。1280×720ワイド。 ボイスカット指定あり、システム音量指定あり。組み込みフォントあり。 表情変更は非同期でアクションあり。表情窓ありで、表示は話者と画面外との切り替えが可能。 バックログジャンプあり。シーン中の任意位置にシークできる「シーンプレイヤー」が搭載。 先方の指定通り作ったけど栞系とセーブロード系をたばねた仕様にしたほうが良かったんじゃないかなーとは思う。
_ もひとつ。えろげじゃないけどせっかくなので詳細システムレビュー。
_ 「俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブル」(バンダイナムコ)。制作は有限会社ガイズウェア。PSPのタイトルです。
_ この作品に限った話ではないですが、コンシューマ系タイトルって、 「タイトル画面で STARTボタンおさないとメニューがでない」「『終了』が無い」という仕様なのはなぜだろう。 前者はともかく、後者は、OSから起動するようになってる現行世代だと全部搭載してしかるべきだと思う。 システム的には HOME ボタンからの「強制終了」があるんだけどそれでの終了はちと気持ち悪い。
_ 操作関係。 ボタン長押しによる操作が多用。それ自体はありなんですが、マニュアル読まない人が気付きづらいから、 メニュー画面とかから見れる簡易操作ガイドを載せておくべき。あと、スキップが SELECT、 強制スキップが R なんだけど、これは長押しありなら、押し:スキップ/長押し:強制スキップで1ボタン化できますね。 SELECTだと押しにくいからRに束ねる形で。 オート(○長押し)が、○の押し下げだけでは解除にならないのは正しい仕様。 ○で普通に進められます。まあ UMD からのボイスのロードのラグあるのであんまさくさくは進められないのですが…… あと、フローチャートがL長押しだけどこれはメニュー内でよかったんじゃないかと思う。
_ コンフィグ関係。 おおむね現行のPCむけ美少女ゲームの仕様を踏襲しているけど「ボイスカット指定」は取り入れられてない模様
_ バックログ機能。行単位とシーン単位で表示切り替え可能で、それぞれの状態でバックジャンプ機能あり。すばらしい。 残念ながら無限バックログではなく、ロードしたときはつかえません。
_ セーブロード機能。PSPのシステムライブラリの簡易UIではなく独自UIでの実装。 システムデータ+複数のプレイデータをたばねて一つのデータ扱いになってます。すばらしい。 この形は、PSPのライブラリが(おそらく)推奨してる仕様で、非常に正しい実装です。 簡易UIでの実装だと、ユーザ的に扱いづらく、正直手抜きにもほどがあるのでした。や、おいらの前の仕事もそれで逃げてるんだけど(汗)。 ただ、これだと個別のデータの管理ができないので、インポート系機能や削除があるとなお良かったかも。
_ UI的にはリスト表示が1つづつしか移動できないのは操作しづらいのでページ移動がほしいところ。 もう一点、「クイックセーブ」に「オートセーブ」が統合されてて、意味を損なってる感あり。 クイック側はあくまでユーザが記憶の範囲で使うものなのでオートと混ざると混乱します。 搭載するのなら枠組みを分けるべき。一応コンフィグでオート処理はOFFにできます。 関連してインストールデータ機構も、標準ユーティリティでなく独自の実装。
_ フローチャート機能は基本分岐状態と取得できる情報が参照できるだけでジャンプ機能はなし。 まあ、変数処理と分岐条件が複雑だからしょうがないんだろうけど。 もし、任意にジャンプできるようにするなら、クイックセーブデータを列挙した上で、 それぞれのデータのフラグ状態などを確認できるようにしないと駄目でしょね。 ちょっと簡単には実現できない。
_ 文言関係。コンフィグの「『既読メッセージ表示』する/しないがやや意味不明。 挙動としてはは「既読メッセージの表示色を変える」でした。 インストールデータONの時、起動直後に「切り替えが完了しました ○ボタンを押して下さい」 表示がでるんだけど、なんのことか一瞬わからなかった。
_ おまけ系機能。 リスト関係が項目多いのにページ単位移動が無いのが不便。 フローチャートで縮小表示時になぜか左右移動できない。
_
ゲーム本体。
分岐がえらい細かいっぽいのは、最近のシンプルな分岐になれた身にはつらい、
というか、いまいち分岐の条件がわかりにくい感。コンシューマではなんかこう、
変な分岐機構をつけることを求められるのかしら(汗)。立ち絵は奇麗だけど頭がちとでかい気がする。
Live2Dの表示は、顔〜首まわりの表示では悪くないけど、やっぱ腕ふくめた表示は微妙な気がする。
瞳のハイライトがそのままはりついって目の位置によっては微妙なことに。
側面表示とか背面表示とかまでできればいいのに。頑張ってつくれば組めるのかしら。
あと、売りならおまけ画面で鑑賞機能とかいれるべきでしょう。
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